リズム・アンド・ブルース(英語:rhythm and blues、正しくはリズム・アンド・ブルーズと発音する)は、R&B(アール・アンド・ビー) と略される音楽のジャンル。1940年代後半に、ジャズやブルース、ゴスペルといったブラック・ミュージックが発展する形で生まれました。
R&B | 概要
この用語は、1947年にビルボード誌のジェリー・ウェクスラーにより作り出されました。 ロックンロールもこの音楽の影響により生まれましたが、当初はリズム・アンド・ブルースとロックンロールの間に明確な区別はありませんでした。その後、リズム・アンド・ブルースはソウルミュージックなどへ発展していきました。(カテゴライズとして、ソウルミュージックも内包する場合がある) 1960年代のアメリカで黒人たちの地位向上によりさらなる彼等のアイデンティティを高揚しアフリカンアメリカンとしてのルーツを誇示するための音楽として、よりモダンになったブラック・ミュージックの一つの形をリズム・アンド・ブルース(R&B)と呼ぶようになりました。 1950~1960年代のロックンロール(R&R)とともにリズム・アンド・ブルースは、ヨーロッパにも輸出され、流行に敏感な若者たちを虜にし、やがて彼らは自らリズム・アンド・ブルースを演奏すべくバンドを組むようになりました。こうして結成されたローリング・ストーンズやザ・フーは自らの曲をリズム・アンド・ブルース(R&B)、バンドを「R&Bバンド」と自称し、リズム・アンド・ブルースは米国内だけでなく世界に広がっていきます。 やがてリズム・アンド・ブルースはより洗練された方向に発展していき、1970年代になるとソウル・ミュージック、1980年代以降はブラック・コンテンポラリー(ブラコン)と呼称され、1990~2000年代には再びリズム・アンド・ブルース(R&B)と呼ばれるようになりました。呼称は1960年代と同じであるものの、リズムの変遷、洗練を加えており、まったく別の音楽といっても過言ではありません。リズム・アンド・ブルース(R&B)という呼称がリアルタイムでの米国産ブラック・ミュージックの呼称に使われなくなった時期においても、1950~1960年代のブラック・ミュージックや、それらにルーツを置いたローリング・ストーンズ等のバンドを愛好してきた層にとっては、「リズム・アンド・ブルース(R&B)」の呼称と現在そう呼ばれる音楽に違和感を覚えることも多いです。 現在言われるリズム・アンド・ブルース(R&B)では、打ち込みを主体とした楽曲を用いた、歌唱重視のジャンルです。1950~1960年代とは異なり、歌唱者を黒人に限定することなく、白人やアジア系のアーティストでもR&Bミュージックで括られることも珍しくありません。90年代後半からはデジタル機器を駆使したクラブ寄りなサウンドが主体と言えるが、楽器の生演奏によって曲をつくるネオ・ソウルなどその幅は広いです。既存の楽曲を取り入れて新しい楽曲を生み出すサンプリングやクラブ・ヒットを意識したリミックス、ヒップホップやレゲエなど他ジャンルとのクロスオーバーが顕著に見られ、時代を問わず最も注目される音楽ジャンルであると言えます。